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ホーム > 学会活動 > 第23回日本美容外科学会総会

学会活動 活動報告

【2000年9月20日・21日 第23回 日本美容外科学会総会】

「隆鼻用シリコン・インプラント感染抜去後の鼻孔縁変形に対する治療法」東京院 院長 広比利次 

目的

シリコン・インプラントによる隆鼻術の合併症のひとつに感染が挙げられる。インプラント抜去を余儀なくされるが、その後に鼻孔縁の“ひきつれ変形”を残すことがある。我々は、以前よりretracted nostril rimに対して耳介より皮膚・軟骨複合組織移植を行い良好な結果を得ている。インプラント抜去後の瘢痕性の“ひきつれ変形”に対しても同様な方法で治療を試みた。

対象

隆鼻用のシリコン・インプラント抜去後に鼻孔縁の変形をきたした3症例。

術式

局麻下にはじめに耳介より皮膚・軟骨複合組織片を採取する。
次いで変形のある鼻腔側に対し通常rim incisionにてアプローチし、ひきつれている皮下の瘢痕性癒着を頭側・尾側に剥離し解除する。
その後に生じる皮膚欠損部に複合組織移植を行う。

結果
3症例ともに鼻孔の左右差も目立たなくなり患者も非常に満足している。
結論
鼻孔縁の変形による左右差が生じた場合には治療に難渋することが多い。
今回我々は鼻腔外に瘢痕を出すことなく形態的にも良好な結果を得ることができたため考察を加え報告する。
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「当院におけるPeriareolar mammoplasty」東京院 院長 広比利次 

目的

近年、食生活の向上、生活環境の変化に伴って女性の乳房が大きくなってきている。
ライフスタイルや思想の西欧化につれ、乳房縮小術・吊り上げ術を希望される患者は確実に増えてきている。
従来より行われてきた代表的な術式は乳房下方に大きな瘢痕を残すものが多かった。しかし、西欧人と異なり本邦女性においてはその長く残る醜状瘢痕ゆえ、患者側のみならず医師側も手術をためらう傾向にあった。
この欠点を解消すべく1987年Louis Benelliの発表したRound Block法は瘢痕が乳輪外周のみと小さく、画期的で非常に有用な方法である。ただし、余剰皮膚切除の量と方向が限られるためにその適応は軽症例にのみ限られると考えられている。
今回、我々は乳輪外周のみの瘢痕という点では同様であるが、いくつか工夫を加えることにより中等~重症例にも適応範囲を広げてみた。

対象

乳房肥大・下垂を主訴として来院した患者で、乳輪周囲切開にて改善手術を行った38症例。

方法

手術に際しては、3つの重要なポイントが挙げられる。
1. 術前デザイン
2. 乳腺・脂肪切除部位
3. 縫合テクニック

結果

Suspensionする際の支持力の問題、乳腺・脂肪切除部位・切除量の3次元的デザインの問題、手術瘢痕(ギャザーを含む)の問題等改善・検討すべき点は多いが、現時点では本邦女性に最も適した手術方法であると考える。

考察

本法の問題点やその対策、更に今後の展望などについて考察を加え報告する。

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「7%キシロカインクリームを使用した除痛法に関する当院の実践」東京院 医長 浪川浩明 

リドカインテープ(ペンレス)、7%キシロカインクリームなど経皮吸収型の皮膚表面麻酔剤が普及しつつある。
その有効性に関しては、すでに諸家の報告もあるが、効果発現までの時間的浪費や効果減衰時間の早さなどのさまざまな制約があり、適用が、レーザー照射時やコラーゲン注入時などに限定されているのが現状である。
リドカインテープは入手も容易であり、利便性に優れ、これを好んで使用する施設は多いと思われるが、耳介・鼻などの複雑形状部位や、広範囲部位には、塗布が容易な7%キシロカインクリームのほうが、今後の活用範囲の拡大を検討しやすいと考える。
そこで我々は、リドカインテープを重宝する一方、7%キシロカインクリームの応用活用を実践してみた。
演者は過去3年間に延べ860例に7%キシロカインクリームを使用し、このうち80例には、局所麻酔の反復注射に対する除痛の手段として使用してみたが、いずれも高い有効性を感じている。
将来的には、クリーム剤単独使用による手術の可能性についても、約50例の実験的考察を加えて検討したい。
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「一般的縫縮が困難な露出部良性皮膚病変に対するオフィスサージャリー」東京院 医長 浪川浩明 

良性皮膚病変に対する一般的なアプローチとしては、ディスポパンチによるくり抜き法、電気焼灼、CO2レーザー、そして(紡錘形)切除縫縮法などが行われている。しかし、これらの方法ではカバーしきれないような大型の病変を経験することがある。
・数回に分けたり仕上がりを犠牲にする切除、open treatmentは、オフィスクリニックとして美容という観点からの治療には馴染まない。審美的に満足できる一期的仕上がりが、日帰り手術として求められる。
  最近我々が経験した症例で、それらの条件を満たせた、植皮症例、皮弁症例など3例を供覧する。
・耳介部の直径22mmのSeborrheric Keratosis:F.T.S.G.
・眉毛下部の直径15mmのNevocellular Nevus:Bilobed Flap
・上眼瞼の幅15mmのXanthoma:前進皮弁
それを通じて、オフィスサージャリーで扱いうる症例の範疇に対し検討したい。
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