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学会活動 活動報告

【2004年4月7日~9日 第47回 日本形成外科学会総会】

「オトガイ形成術におけるさまざまな工夫
-骨切り法、インプラント法 -

東京院 院長 広比利次

目的
オトガイ部の形態の悩みについてはさまざまなものがあるが、適応となる手術法は大別するとreduction手術とaugmentation手術とに分類 される。 reduction手術の適応は、(1)長いアゴを短くする (2)突出しているアゴを後退させる (3)横幅の広いアゴを細くする、などである。一方、 augmentation手術の適応は、(1)短いアゴを長くする (2)後退しているアゴを前進させる、などである。
これらに対し、骨切り術、インプラント挿入術を行うが、それぞれ自然な形態をつくりだすにはさまざまな工夫が必要になる。一般手術書(成書)には載っていないが、手術を成功させる為のいくつかの重要なポイントについて報告する。
方法

2000年2月開院以来、当院で行われたオトガイ形成術226例を対象に、その術式の変遷とともに検討を加えた。骨切り手術では最も難しいと考えられる、 長く突出しているアゴに対するreduction手術として水平骨切り術を行うが、その際両端の段差の処理法、アゴのタルミを少なくする骨移動法について 詳述する。また、augmentation手術では、インプラントの形態デザインについて、オリジナルデザインの工夫を報告する。

結果

形態的に自然なアゴのラインを出すべく手術手技・デザインに改良を加え、良好な結果が得られた。

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「下眼瞼Anti-aging治療における
 経結膜除脂術の評価について

東京院 副院長 浪川浩明

目的
下眼瞼のシワ、タルミは、顔面の他部位より早期からエイジングが目立ち易く、その成因に関しても幾多の要素が関与する。除皺術が最も有効な治療法だとしても、実際には手術まで希望されない患者は多い。一方、この部位へのFillerによる治療は、その効果に対して疑問が残る。経結膜除脂術は手技に精通すると、ダウンタイムや合併症の発生を殆ど無視できると同時に、治療効果そのものもかなり高いレベルであると思われる。一般的に、経結膜除脂術は、単独では適応が限られるように思われがちだが、我々は経験を通して適応拡大も期待できると考える。実証を踏まえて、経結膜除脂術の当院評価(手技、除脂量の決定、適応など)を試みた。
方法

過去2年間で当院で経結膜除脂術を行った患者に対してアンケート調査を行なった。このうち満足と回答された112名に対して、不満と回答されたのは21名であった。不満の内訳では“術前と不変”と云う内容が大半を占めた。これに対して、懸念された“取り過ぎによる陥没”、“小皺の増加”などは見られなかった。つまり、不満の原因は大半が除脂量の不足である。我々は、採取脂肪の計量を常時施行している。これにより、適正除脂量を推測した。

結果

脂肪は立位正面から観察した膨隆に合わせて、内側、中央、外側より満遍なく除去されなければならないが、術者として少々取り過ぎ気味と思われる方が患者には好評であり、客観的にも好ましく思われた。除皺術が必要と思われる症例に対しても、経結膜除脂術単独でも一応の効果が認められた。

考察

“プチ整形”花盛りの昨今であるが、下眼瞼は、解剖学的構造上、簡易手技での除皺効果は期待し難い。ダウンタイムが短く、安定した治療効果が期待できる数少ない方法のひとつが、この経結膜除脂術である。今後、更に結果を安定させる努力を重ねるとともに、適応の拡大を検討したいと考える。

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