
「オトガイ形成術におけるさまざまな工夫2000年2月開院以来、当院で行われたオトガイ形成術226例を対象に、その術式の変遷とともに検討を加えた。骨切り手術では最も難しいと考えられる、 長く突出しているアゴに対するreduction手術として水平骨切り術を行うが、その際両端の段差の処理法、アゴのタルミを少なくする骨移動法について 詳述する。また、augmentation手術では、インプラントの形態デザインについて、オリジナルデザインの工夫を報告する。
形態的に自然なアゴのラインを出すべく手術手技・デザインに改良を加え、良好な結果が得られた。
「下眼瞼Anti-aging治療における過去2年間で当院で経結膜除脂術を行った患者に対してアンケート調査を行なった。このうち満足と回答された112名に対して、不満と回答されたのは21名であった。不満の内訳では“術前と不変”と云う内容が大半を占めた。これに対して、懸念された“取り過ぎによる陥没”、“小皺の増加”などは見られなかった。つまり、不満の原因は大半が除脂量の不足である。我々は、採取脂肪の計量を常時施行している。これにより、適正除脂量を推測した。
脂肪は立位正面から観察した膨隆に合わせて、内側、中央、外側より満遍なく除去されなければならないが、術者として少々取り過ぎ気味と思われる方が患者には好評であり、客観的にも好ましく思われた。除皺術が必要と思われる症例に対しても、経結膜除脂術単独でも一応の効果が認められた。
“プチ整形”花盛りの昨今であるが、下眼瞼は、解剖学的構造上、簡易手技での除皺効果は期待し難い。ダウンタイムが短く、安定した治療効果が期待できる数少ない方法のひとつが、この経結膜除脂術である。今後、更に結果を安定させる努力を重ねるとともに、適応の拡大を検討したいと考える。