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学会活動 活動報告

【2007年4月11日~13日 第50回 日本形成外科学会総会】

「輪郭形成術における単独手術・複合手術の適応」東京院 院長 広比利次

目的

美容外科で行われる輪郭形成術のうち、骨格手術における代表的な部位としては頬骨・エラ・おとがい等が挙げられる。各部位が単独で目立って突出している場合には、その部位単独で手術を行うことにより良い結果が得られる。一方、目立った突出がなく漠然と小顔にしたいという要望も多く、この場合には単独手術だけでは目的を達成しないことも多い。さらに一部位が顕著に突出している場合に、関連他部位の突出を見落としやすい(例:おとがいが極端に長いがエラも平均以上に張っている等)ので注意が必要である。
術前診断における単独・複合手術の適応の重要性、pitfallに関して具体的症例を供覧しながら検討を加える。

対象・方法

2000年2月開院以来2006年10月までに当院で行われた1200例を超える輪郭形成術より、単独手術・複合手術の適応に関して検討を加える。同時に、当院における各部位に対する代表的術式も供覧する。

結果

頬骨・おとがいの単独手術ではエラとのバランスを十分に考慮する必要がある。代表的な例として頬骨単独で行った場合の“下ぶくれ顔”、おとがい単独で行った場合の“丸顔(太った顔)”等の術後形態が挙げられるが、そのような症例では術前のICが重要となる。

考察

美容外科は自費診療ゆえ患者サイドの予算の都合上で、本来であれば複合部位の同時手術が適応であるが、実際には単独手術となることも決して少なくない。その際には優先部位、バランスを考えた改善度合いに関して一考を要する。

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短鼻の多い日本人に対する鼻尖縮小術東京院 角谷真由子

目的

皮膚が厚く皮下組織が豊富で軟骨成分が脆弱な東洋人の鼻尖は丸みを帯びた形態を呈することが多いため、鼻尖縮小手術は本邦ではポピュラーな術式である。患者は正面からみた鼻尖の幅を細くするよう望むことが多いが、短鼻の多い日本人においては鼻翼軟骨縫合をおこなうと却って側面像においてpolly beak deformity、短鼻が強調されるなどの好ましくない形態となることがある。今回われわれが鼻尖の三次元的形態に応じてこのような変形を避けるべく選択している鼻尖縮小術の術式を紹介する。

方法

H12年2月からH18年11月までで、「鼻先をシャープにする」ことを希望した患者498名を対象として鼻尖縮小術を施行した。これらの患者の側面から見た鼻尖の方向により、鼻尖部の皮下組織切除に加えて3つの術式を選択している。1)両側鼻翼軟骨の内側脚を縫合し、外側脚の頭側部分切除をおこなう術式、2)鼻翼軟骨の軟骨弁と頭側切除部分の軟骨を支柱として両側内側脚間と鼻尖部に移植する術式、3)耳介軟骨や肋軟骨移植による鼻中隔延長術、である。

結果

3つの術式を使い分けることで正面からみて細く側面からも良好な鼻尖形態、tip defining pointの位置を得ることができ、upnose、supratipの膨隆などの変形を予防することができた。

考察

鼻尖縮小に際し鼻翼軟骨内側脚のmedializationのみをおこなうと、鼻尖は上を向き短鼻が強調され、また外側脚の上方偏位によりsupratipの膨隆をきたすことは諸家により報告されている。このため、正面から見て鼻先が細くなっても、側面像ではより丸さの強調された鼻尖形態を呈してしまうことが多い。このような変形を予防するため、鼻尖縮小術に鼻翼軟骨移植や鼻中隔延長術を組み合わせることで良好な結果を得ることができた。

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