日ごろ仕事やプライベートの中で普段何気なく見過ごしていることに一瞬視点を傾けてみるとそこには様々なことが存在しています。東京院のスタッフが、そんな新たな発見や考えたこと、感じたことを素顔のままで語ります。
ナルシストになることは、いけないことかな。
しばしば、「ナルシスト」という言葉は、あまり良い意味で使われないことがあります。
そもそもナルシストという言葉はギリシャ神話に端を発します。
ニンフのひとりエコーは、ナルキッソスという美少年に恋をします。しかし、エコーはゼウスの妻ヘラの怒りを買い、自分では口が利けず、他人の言葉を繰り返すだけしかできません。ナルキッソスは、そんなエコーの気持ちを退けます。
エコーは、悲しみのあまり姿を失い声だけの存在になってしまいます。エコーは復讐の神ネメシスに、ナルキッソスに適わない恋の辛さを教えるように懇願しま す。ネメシスはその願いを聞き届け、ナルキッソスが自分だけを愛するようにします。そしてナルキッソスは泉に映る自分に恋してしまうのです。やがて想いに 答えてくれない水面に映った自分に恋焦がれながら、死んでしまいます。その後には、泉に頭を傾けるように咲く水仙(ナルシス)が咲いたのです。これが、ナ ルシストの語源です。さて、「自分に見惚れるなんて、なんて自惚れが強いのでしょう」と思われますか。
度をこしたナルシストぶりは別ですが、自分を好きになれないなんてそれも悲しいことですね。鏡に映る私、他人の目に映る私、・・・良い印象にこしたことは ない・・・と思うのですが。決して一日中見とれているわけではありません。ただ、自身をもって生きていけるそんなワ・タ・シになりたいと思いませんか。春 を告げる水仙の可憐な姿、ハートをくすぐる香り、ふとその由来に心を動かされます。